MacBook AirではなくMacBook Proを買った理由
先日、といっても約ひと月前、2014年4月29日にリニューアル発売されたMacBook Airを買いに行って、結局MacBook Proを買ってしまった話。
※以下の話は、2014年4月に発売されたMacBook Airと2013年10月に発売されたMacBook Proを比べたものです。詳細は下記リンクへ(Appleのサポートページ)
MacBook Air (13-inch, Early 2014)
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
物欲に任せてMacBook Airを買ってしまう前に
待っていました。ずっとずっと待っていまいました。MacBook AirのRetinaモデルが出るのをずっと。
しかし発売されたMacBook Airは相変わらず、Retina非搭載モデルじゃないか。
我が家のWindowsPC(XP)が、ポンコツ過ぎてそろそろ買い替えをしようと考えだしてから早や数年。次は10数年振りにMacに復帰しようと考えてたんですが、さて選択する機種は。
条件としては、軽い・早い・電池が長持ち・できれば、どうせなら、Retinaディスプレイモデルと思い、MacBook AirのRetinaモデルが出るのを待っていたのでありました。
そんな条件でなんで、MacBook Proに手を出していなかったかというと、、、
MacBook ProはHDDモデルしか出ていないと勘違いしていた!
なんたる不勉強・不見識。実際にアップルストア銀座店に行って、上記のような「なんでRetinaじゃないんだよー」って不満をかわいそうな販売スタッフにぶちまけていたんですが、「お客様、現行のMacBook ProはSSDですよ?」とひとこと。
なんと、2012年モデルからSSD版が出てるじゃないか。すっかり勘違いしてましたすみません。
- MacBook Proは高性能・HDDで大容量、だけど重いし高い!
- MacBook Airは、低性能(十分だけど)、SSDだけど容量少ない、軽い・安い!
そんな住み分けができているもんだとばっかり思っていました。
Retinaであること、というのはあくまでもオマケ要素であって、ディスプレイの調達価格がMacBook Airのユーザー層にマッチしてくれば、RetinaモデルのMacBook Airが出るものだとばっかり。。。
みんなもそう思ってたよね??だってMacBook AirがRetinaディスプレイになるかならないかって、MacBook Airの新作ニュースが出るたびに話題になってたじゃないか。
じゃあ、AirとProの違いってなんだ?
Proの方がスペックが良いのは当たり前。AirのメリットとProのデメリットを比べて、Proのデメリット部分が許せるという人はProにすべき。
※厳密なスペック比較はしません。使用するスタイルの違いに合わせて、選ぶポイントとなるところ
※同じディスプレイサイズの13インチモデルをベースに検討
MacBook Air(13インチ)のスペック抜粋
- 軽い:脅威の1.35kg。スタイリッシュだわー。
- 薄い:0.3cm〜1.7cmっていう圧倒的な薄さ。端っこの方はほんとに薄いわ。
- バッテリー長持ち:最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 安い:そして性能も十分と言えるけども。。。
98,800円(128GB/1.4GHz/4GBメモリ)
118,800円(256GB/1.4GHz/4GBメモリ)
このあたりがProに比べて優位なところ
MacBook Proの(13インチ)のスペック抜粋
- 重い:1.57kgもある。Airに比べて220gも重い。
- 厚い:1.8cmもある。Airと違って、フラットな形状なので、全体的に厚く感じる。
- バッテリーが心配:最大9時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 高い:その分、性能も良いんだけどね。
128,800円(128GB/2.4GHz/4GBメモリ)
147,800円(256GB/2.4GHz/8GBメモリ)
175,800円(512GB/2.6GHz/8GBメモリ)
1,2のハード(筐体部分)のスペックの違いと、3の価格に直結する性能部分が比較検討すべきポイントとなります。
仕事でも使える性能に引き上げるために
そもそもMacBook Airを買いに行ったので、Airの13インチモデルから検討スタート。
2つのラインナップのベース価格の違いはSSDの容量の違いです。基本的にSSDに大きな容量は求めていないけども128GBだとなんとも心もとないので、256GBタイプを選択。ベース価格は118,800円なり。
これをカスタマイズしましょう!
プロセッサ
Adobe photoshopとIllustrator必須の業界で働いているので、ここはやっぱりクロックアップしておいた方が良いでしょう。1.7GHz ポチっと+13,800円
ちょっと値が張るし、最悪あきらめても良いポイントだなー。
メモリ
これは大きければ大きいほど、快適にアプリが走るので、増設必至でしょう。
8GB ポチっと+9,800円 4GBが1万円以下なんて良い時代だな―。
この時点で、MacBook Airのラインナップでほとんど最強のマシンです。SSDにクラウドの時代に512GBのストレージなんて贅沢だし。。。
合計すると、142,800円となりまして、ウンウン唸っていたところに、冒頭の店員さん登場です。
それって、MacBook Proの中位機と価格そんなに変わらないじゃん
そうです。あと+5,000円で、MacBook Proの真ん中のモデルが買えてしまうのです。これは。。。
MacBook Pro買ったほうがお得なんじゃないか。
+5,000円で得られるメリット/デメリット
- Retinaモデルになる。
これが欲しかったからAirの新作を待ってたんじゃないか。 - プロセッサはひとっ飛びに2.4GHzに!
- メモリは8GBでカスタマイズしたAirと同等。
- 意外と知られていないけど、厚さ以外のサイズは小さくなる。
幅 Air:32.5 cm → Pro:31.4 cm
奥行 Air:22.7 cm → Pro:21.9 cm - 拡張性が大幅にアップ
USB 3ポート Air:x 2 → Pro:x 3
Thunderboltポート Air:x 1 → Pro:x 2
HDMIポート Air:x 0 → Pro:x 1 - 重くなる。220gも重くなる。付属の電源アダプタもたぶん重くなる。
- 厚くなる。全体的に厚い。Airに比べるとだが、厚い。
- バッテリーの持ちが悪くなる(ワイヤレスインターネット閲覧の場合)
幅 Air:12時間 → Pro:9時間
これはMacBook Proを選ばざるを得ないでしょう。
結論:MacBook Airをカスタマイズするくらいなら、Proを買いましょう!
というわけで、重くて厚くて少々バッテリーが持たないけど、その他のメリットが大きすぎて、Proを選ぶしかなくなるという結論。
もちろんカスタマイズしないなら、MacBook Airでも十分良いんだけど。
そしてこれってもしかして、MacBook AirのRetinaモデルっていつまで経っても出ないんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろう。
仮にRtinaモデルが発売されたとして、Retinaはバッテリーを喰うので、駆動時間が減る。もしくは大型バッテリー搭載の為、デカくならざるを得ないし、現行のAirとProの中間に位置する機種となるので、値付けが難しいのでは。
てか、AirをRetinaにしたら、軽さとバッテリーの優位を失って、劣化版のProにしかならないし、それをなんとか乗り越えたとしても上記の5000円の価格差の間にラインナップするのは難しい(だったらPro買うよって人が多い)と思うんですが、いかがでしょうか。
おわり。