Web屋モンチョ

うっかりインターネット業界にどっぷり沈んでしまった野間智行(モンチョ)のブログ

スマホでニュースを読んでもバカにならない方法

      2014/05/30

非常に説得力のある、面白い記事を見つけました。 スマホでニュースばかり読んでいると、バカになる? - Market Hack 私も前々から似たような考えを持っていて、所謂、まとめサイト(2ch系/Twitter系など)やGunosy(グノシー)を始めとしたニュース配信サイト・アプリ、NEVERまとめみたいな、人が一生懸命作ったコンテンツを無断で流用するようなサイトもどうかと思っています。 こんなサイトばかり見てると馬鹿になるよー。時間の無駄だよー。と私のいうことを面白がって聞いてくれる若い子たちにクドクドと説教してまわっています。 今回の記事の一部を引用すると↓

それまで新聞社のエディターによって行われてきた品質管理された記事が、ブロガーの書いた全く品質管理されてない記事(もちろん僕の記事もそのひとつです)とごっちゃに消費されることで、玉石混交の様相を呈するわけです。 ソーシャルメディアでのpersistenceのみが記事の重要性を決定するというのは、一見、民主的で良いように思うのですが、そこには落とし穴があります。たとえばその記者がどれだけ丹念でフェアな取材をし、記事にしたか? というようなことはネット上では評価されにくく、「○○について知っておくべき5つのポイント」とか、「3分でわかる○○」など、ネットユーザーがなびきやすい記事タイトルの付け方の方が、はるかに重要になるわけです。(そういうMarket Hackも、もちろんこの手の常とう手段を使います。なぜなら、そうしないとpersistenceの閾値に達せず、せっかく読者に知ってもらいたいことを、伝えることができなくなってしまうからです)

※persistence=繰り返し話題にされているか?RTの数など反響の大きさ これまでの新聞記事(雑誌もそうだと思う)というのは、新聞社が責任をもって編集したものであり、インターネット上に散らばっている玉石混交の記事とは違って、大局観を掴みやすいが、スマホだけでニュースを受け取っていると、そういうことに考えが及ばず、視野狭窄になるよと。 ここでいう大局観とは、あくまでもその新聞社が良しとする大局観=見識となるかと思いますので、1社の記事だけでなく、様々な考えの異なる新聞社の記事を読んで、自分の頭で判断することが大事なことですね。 かのカエサルも「人は自分の見たいものしか見ない」という言葉を残しています。グノシーなんかは、まっこうからカエサルの教えに反しているようなw 見たくない記事、興味のなかった分野のニュースと出会うにはどうしたら良いのでしょうか。しかも玉石混交のインターネットの世界で。無理して新聞は取らなくても(お金かかるしね)大丈夫です。新聞は新聞社のサイトで読めばいいんじゃない。

(今さらだけど)RSSリーダー使うなりして、特定人物のブログを購読しよう

RSSリーダーである必要はないんだけどね。要は特定人物の記事を読み続けようということ。私は feedly × Byline です。 同じ人物の記事を読み続けることで、その人の考え方が脳に染み渡ってきます。これは本を読むのと同じで、その人物の考え方を体系的に吸収することができる効果があると思っています。継続的な読者になることによって、「このニュースに対してはこの人はこう切り返すだろう」というように、まるでその人物の考え方が手に取るようにわかるようになってきます。 これは、産経新聞と朝日新聞と日経新聞の同じニュースに対する記事スタンスの違いが読む前に予想がつくようになるのと同様です。 もちろん、人間なんだから共感できる部分と共感できない部分なんかがあって当たり前。できれば主義・趣向・趣味の異なる様々なタイプの人の記事を読みましょう。 インターネットで話題のニュースに取り残される?そんのことはありません。話題のニュースを取り扱う人物を追っかければいいのです。有名人でも無名な人でも構いませんが、ちゃんと記事を配信し続ける人を追いかけましょう。 そうやって、世の中に起きる様々な事象に対するバランス感覚を磨くのです。いろんな人物の考え方に触れることによって、自分自身のオリジナルの考え方や意見が身につきます。また、人によって意見が異なることも理解できるように。寛容の精神です。 「自分はこう思うけど、この人の意見のこの部分には共感できる。」みたいな。 もちろん、記事を読むのはスマホで十分ですが、センセーショナルなタイトルに惑わされず、各記事の結論や結論に至るロジックもしっかり読んで理解することが大切です。

 - 雑談